The Quays@ゴールウェイ

ハウスメイトと一緒にパブ(The Quays)に行ってきました。
彼はイタリア語を話すスイス人、先日20歳になったばかりの男子です。
兵役義務を終えた後、英語を学ぶ為にアイルランドまでやって来ました。
英語を学ぶ理由は「農学の研究者になるため」と語ります。
そんな彼に、私は兵役義務について訪ねてみました。


Q:兵役義務期間は?
A:4ヶ月(通常は8ヶ月)
Q:兵役義務を拒否するとどうなるのか?
A:一定の期間(おそらく18年間)に渡って、所得の数パーセントを国に納めなければならない。
Q:給与は支払われるのか?
A:1日あたり40ユーロ(一日8時間の訓練)
Q:訓練は厳しかったか?
行軍訓練が厳しかった。朝5時から夕方まで、背中に20キロの背嚢、腕に5キロの自動小銃を抱えて20キロの道程を歩き続ける訓練があった。途中で気を失いそうになった。通常は救命および災害救助活動の訓練をしていた。
Q:そのまま軍に残ろうとは思わなかったのか?
その選択肢はありえない。36歳までの間、毎年3週間程軍隊にて訓練を行わなければならない事が本当に憂鬱だ。
Q:良い思い出はあるのか?
新しい友人が出来た事は良かったと思っている。
※聞き取れなかった部分もあるので、間違いが含まれているかもしれません。


自分の国は、自分たちの手で守る。
あたりまえの事を実現するには、大きな代償が必要です。
日本では当然の事のように享受していた平和、私達日本人はそれを維持する為に様々な形で代償を支払っていたはずです。
一例として、日本は国防の為に年間約5兆円もの代償を支払っています。それらの財源はもちろん税金です。
兵役義務を持たない戦後の日本に生まれ育まれたこと、私はそのことに深く感謝しなければなりません。
しかし、軍事訓練はさておき、救命および災害救助活動の訓練すら受けた事のない私が、有事の際に何が出来るのか?
私はこの「何」について検討する必要があると考えています。


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