City of Ember@ゴールウェイ

今日もまた映画館へ。
今日見たのはCity of Ember、日本での公開はまだ未定のようです。
原作は傑作として名高いSFファンタジー「エンバー 失われた光の物語」。もちろん読んだ事はありません。
さて本編ですが、昨日の007に比べれば少しは話の流れが見えました。
大雑把に話の流れを以下に説明します。

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この作品の世界では何らかの理由によって人類は地中で生活をしています。生活する上で欠かせないエネルギーは電気であるにも関わらず、町の中心にそびえ立つ発電機は老朽化によって停電を繰り返しています。町に住む人々は日々停電の恐怖にさらされている上に食料危機の問題を抱えて八方ふさがりです。そんな世界に生を受けた主人公とヒロインは、地表へ再び降り立つ為の鍵を屋根裏で発見し、その事実を町の人々に公表しようと市長に掛け合いますが…

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市長を演じるのはBill Murray、ゴースト・バスターズやロスト・イン・トランスレーションなどで有名な俳優さんです。本作品では欲にまみれた市長という役割を与えられており、その小悪党ぶりが彼のキャラクターにぴったりフィットしています。彼はあくまで主人公とヒロインの前に立ちふさがる障害という役割ですが、その役割を超える彼の存在感はこの作品の見所です。
また演出面では、地中の世界を照らす数多の白熱電球の存在が大きいです。白熱電球独特の黄色みを帯びた光が全体を包み込みます。この暖かさを感じる光が、地中世界の閉鎖的な雰囲気を演出し、ラストシーンで青みがかった空と朝焼けの鮮やかなコントラストとの対比につながります。
映画は制作者のこだわりのかたまりです。字幕にとらわれず映像に集中する事によって、そのこだわりをより多く汲み取る事ができると最近では思っています。
まぁ台詞が理解できればバッチリなんですが…

醤油万歳