The laughing man@ゴールウェイ

今日はお外でぷらぷらの日です。
天候は昨日に引き続いて晴れ。しかし、いかなるときも油断は出来ません。いつ降るやもしれぬ雨の対策を怠ると、後悔で胸が一杯になります。といっても私に出来るのはせいぜいフード付きのジャケットを着込むだけですが…。
今日の日誌のタイトルはThe laughing man、直訳すると笑い男です。深い意味はありません。
アイルランドに来て2週間が過ぎました。その間に、ほうぼうとは言えないまでも、町を眺める程度には徘徊したつもりです。
そこで気がつきました。アイルランドには日本を感じさせるものが少ないと言う事に。
日本の企業が健闘していると思われる物として、私は自動車とアニメのDVD、そして家電製品の3つを挙げます。上記以外は、残念ながら私の目には留まりませんでした。
まず、自動車については商社とメーカーが努力した結果でしょう。日本車だらけとは言えませんが、そこら中を走り回っています。
次に、アニメのDVDがあげられます。どなたの努力かは存じませんが、消費者との距離が近い(通販ではなく量販店に置いてある)という事はアイルランドでもそれなりに支持されているのでしょう。ヨーロッパの島国までよく届きました。
意外だったのは家電製品です。カメラやゲーム機などの嗜好性の高い製品については日本の製品がほぼ市場を寡占していると言っても過言ではないでしょう。しかし、嗜好性の低い家電製品および白物家電については、少なくともゴールウェイでは日本のメーカーが製造した品物を見かけた事がありません。おそらくアイルランド全域でも認知度は非常に低いでしょう。
対照的なのは韓国メーカー。嗜好性の高い製品では、韓国の製品をあまり見かけません。しかし、嗜好性の低い家電製品および白物家電では、ヨーロッパの競合企業を押さえて、売り場の前面に陳列されています。安かろう悪かろうでは前面に陳列される事はありません。この背景として考えられるのは、価格的なアドバンテージだけではなく、デザインや品質などを評価された為でしょう。日本における韓国製品の扱いとは雲泥の差です。
アイルランドに生まれ育った人々は、サムソンやヒュンダイは知っていてもパナソニックは知らないかもしれません。
こんな現状を、私は笑ってばかりはいられなくなりました。