スパゲティな日@ゴールウェイ

今日はキアランと4回目のミーティング。
今回は趣向を変えて、室内ではなく屋外で散歩を楽しむ事になりました。場所はアイルランド大学ゴールウェイキャンパス(National University of Ireland, Galway)。Eyre Squareから歩いて10分ほど西に向かうと次第に大学が見えてきます。
正門をくぐると、広々とした構内には新旧様々な建造物が建ち並びます。まぶしいくらいの日差しの中、緑あふれるキャンパスを歩くのはとても気持ちがよいものです。
さわやかな空気に包まれつつ、キアランからは様々な提案を持ちかけられます。受け入れられるもの、また、そうでないものも合わせて、時間にしてたっぷり3時間弱歩き続けました。さすがに足がパンパンです。疲労が表情に現れつつある私とは対照的に、キアランは澄まし顔で歩き続けています。自分の体力の無さを実感したお散歩でした。
お散歩を終えて、Eyre Squareに戻ったのが正午をすこし過ぎたあたりでした。空腹で意識は宙をさまよいつつある私が入ったのは、イタリアンレストラン。前回立ち寄ったパブのはす向かいにあるお店です。
アイルランドでイタリアンを食べるとは思っていませんでした。店に入るとそこには、笑顔の女性マネージャーと手入れの行き届いた店内が私を歓迎します。私の直感が告げます「汝ここで食事をせよ、されば救われん」と。日本に居た頃「笑顔」は当たり前の光景でした。しかし、海外ではそう当たり前の光景ではありません。
感じの良い女性マネージャーが椅子を椅子を引き、私がそこに腰掛ける。こんな些細なやり取りが、私の直感を支持します。
オーダーの後、約7分ほどでカルボナーラが到着。ペッパーとチーズ(それぞれ産地などを説明してくれたのに忘れました)を適量ふりかけ、私は喜びに包まれていました。
ちょっと太めのスパゲティは、クリームのソースに良く絡みます。濃厚なクリームとチーズ、そしてパンチェッタが渾然一体となって味覚をガツンと刺激します。塩辛いとばかり思っていたパンチェッタ、実は重要な役割を果たしている事に気がつきます。これは日本食で言うダシなんだと。
単調でコッテリさが売りだと思っていたカルボナーラの認識を改める一皿でした。
さて、明後日はビザ延長手続きのため、早朝からキアランと警察署にお出かけです。大変不安を感じていますが、仕方ありません。
しかし、おいしいお店を見つけたのでなんとかやって行けそうです。