雨しとしと@ゴールウェイ

やっとこさ雨に降られました。
いつもと変わらない朝の景色、どんよりとした鉛色の空。降りそうで降らない、この焦らし加減がアイルランドの特徴だと思っていました。そんな日々が続いたため、私は折りたたみ傘を携帯する事をすっかり忘れていました。
そんな折に、やっとこさ雨がやってきました。私はそのときEyreSquareに居たので、近くのお店で雨宿するべく軒先へ。店の軒先から通りを眺めると、殆どの人が傘をさしません。日本に居た頃、通りで雨が降り出すと、一斉に傘の花が咲いた事が懐かしく思えます。とはいえ傘も無く、また雨もやみそうにないので仕方なく家路を急ぎました。フード付きのジャケットを着込んで、傘もささずに通りを闊歩する自分の姿が、なんだか町の雰囲気に染まっているようで、ほんの少しだけうれしい雨でした。
PS
傘もささずに家路を急いでいたら、ホテルを捜していると思われる観光客(なんとなくフランス人かと思う)に道を尋ねられました。残念な事に、私もホテルの場所まで分からないのでツーリストインフォメーションの場所を教えてあげました。
この時、道行く観光客には私の姿がどのように映ったのでしょうか?
もしもゴールウェイの住人として映ったのであれば、おもわず「にやにや」してしまいそうです。