ツナロールと肉じゃが@ゴールウェイ

今日は家族の為に日本の料理を作りました。
ツナロールと肉じゃが(肉なし)。
もともと日本食に対して理解あるマザーだったので、私が日本の料理を作りましょうか?と提案したとき、喜んで協力してくれました。
ただし条件がありました。マザーは牛肉が好きではありません。そのため肉なしで肉じゃがを作ってほしいとの条件をつけられました。肉なしの肉じゃが?それではただの「じゃが」になり成立しない、との主張が出来るほど私に英語力はありません。
さて、作り始めて驚いたのは肉じゃがの量。
直径30センチ、深さ20センチほどの鍋で作業を開始しようとした当初、マザーから思いもかけない質問をされました「その鍋で何人分作るの?」はて?何をおっしゃる?と思いつつも、提案の時点で聞かされていた4人分だと答えました。
すると彼女は、台所の下から、同じ直径で深さが45センチほどもある鍋を取り出し、私に差し出しました。
ああ、足りないんだなと気づいた私は、通常4人分で使うジャガイモの量を尋ねました。答えは12個。冗談かと思いました。
私は作る段になってやっと、肉じゃがは主食であって、おかずでは無い事に気づかされました。
12個分の皮むきは、ピーラーを使っても結構大変です。
約一時間ほどで完成した後、マザーに試食をお願いしました。
彼女は開口一番「何かが足りない」との一言。私は「肉!」と思いましたが、口には出しませんでした。
彼女のアドバイスを受け入れ、醤油を大さじ1杯ほど鍋にぶち込み、再度試食。
しかし「何かが足りない」との事。30秒ほど私の視線が宙をさまよった後、彼女は「パーフェクト」と小さな声で呟いていました。
料理は愛ですね。
最後に、ツナロールに関しては、僕の担当がご飯を炊く事と酸味の調整だけだったので、語る事は何ひとつありません。


参考資料

4人分の材料
水/約1.5リットル
アイリッシュポテト/12個
タマネギ/5個
人参/5本

調味料として
鰹と昆布の粉末状合わせだし(マルトモ製)/大さじ3杯
砂糖/大さじ2杯
醤油/たっぷり
クノールOxtail/1袋


おやすみフロイド君