必要でない事は知ろうとしない@東京

・人間の本質
博打は人をうつす鏡
「佐藤さん、人間の性格を短時間で見抜くには、一緒にギャンブルをすることです。熱くなりやすい奴、そこそこの儲けで切り上げる堅実な奴、決断が出来ずおろおろする奴、こういった性格は仕事にも必ずあらわれます。だから俺は若いレスラーを必ずギャンブルに連れて行く事にしてるんですよ」
佐藤優著,野蛮人のテーブルマナー,pp.32-33,講談社より


・嘘をついていいポイント、悪いポイント
裏取りが可能な問題について嘘をつかないこと
「この方法の裏返しであるが、他者から信頼されるようになる為には、裏取りが可能な問題について嘘をつかない事だ。年齢を聞かれ5歳も誤摩化したり、既婚か未婚か、離婚歴があるかなどについて聞かれた場合、ちょっとした嘘をついてしまうと、後でそれが露呈すると、何を話しても信用されなくなる。『小さな事について露見するような嘘を嘘を平気でつく人間は、大きな事では絶対に嘘をつく』と思われるからだ。
佐藤優著,野蛮人のテーブルマナー,pp.70-71,講談社より


・恋人とのテーブルマナー
必要の無い事を知らないようにすること
「たとえば、これと狙いを定めた人間と会っているとき、その相手に電話がかかって来たとしよう。口ぶりからそれが仕事に関係しているようだったらどうするか。
聞き耳を立てていたいところだが、すぐにトイレ行ってくると言ってその場を離れるのが正解である。誰かが来て、相手と話し始めたときも同様だ。
〜中略〜
こういった小さい事を積み重ねることで、信頼関係が築かれ、後の取材にいい影響を及ぼすようになるわけだ。」
佐藤優著,野蛮人のテーブルマナー,pp.187-188,講談社より



丸の内