健康@ゴールウェイ

つい先ほど母の携帯からこんなメールが届きました。


>あらた家の事ですが、お父さんが、健康診断で、肺癌の疑いがあるということで、心配しましたが、良性のものと分かり、ほっとしました。一番びびっていたのはお父さんだけどね(>_<)。家の前の環七で死亡事故があったりして、めげた1週間でやんした。それでは又ね。


上記のメールだけでは親父の状態が見えてきません。もしや重要な事実を隠しているかもしれないと思い、早急に返答しました。


>親父に肺がんの疑いがあるだなんて意外ではありませんが、驚きました。
>気になるのは手術が必要な状態であるかどうかです。手術が必要であれば見舞いに行くので連絡をください。この理由ならば、一旦帰国しても復帰が認められるので是非連絡を。
>また、この件に関して何か重要な事実を伏せているのだとしたら、無用な気遣いです。
>事実はありのまま伝えられなければなりません。
>海外研修に参加した先達の内何名かが、同様の事態で大変な後悔をしています。
>まあ、それは無いと信じておりますが。
>早急な返答を求めます。


先ほど電話にて、父の状態の詳細を聞き、問題は無いと判断できるに至りました。そして、今は一息ついています。
これまで、私はインターネットによって物理的な距離を縮められたような気になっていました。今日のような事態は、その認識を改めるのに十分なインパクトがあります。
結局インターネットでは、物理的な距離を縮める事は出来ません。
私はこの事実を正面に突きつけられた時、自分が無力である事を理解し、もしものとき、そこに私は居ないのだと思い知らされました。